Power Point 2010でスライドをhtml形式で出力する方法

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MicrosoftのOffice2010で、Power Point2010では、スライドのhtml出力ができません。WordやExcelはできるのですが、Power Pointにはこの機能がサポートされていません。

MicrosoftのOfficeサポートページにこの出力方法が書いてあるのですが、読んでもよく分からない。というか、なぜ、もっと簡単にできるマクロを使わないのかが分からない。

 そこで、今日は、Power Point 2010のマクロを使ってスライドを形式で保存する方法を紹介します。 

 まず、スライドを作ります。サンプルとして、2枚のスライドを作りました。
 後でスライドを修正する場合を想定して、これを普通に名前を付けて保存します。ファイル形式(拡張子)は、[pptx]になります。ファイル名は[test00]としました。

 次に、マクロを作ります。
 マクロの名前は、とします。もちろん、何でもかまいません。

 
1. Power Pointのメニューの[開発]⇒[Visual Basic]
2. [Visual Basic]ウインドウが開くので、[挿入]⇒[標準モジュール] 3. 開いた[標準モジュール]に以下のコードを貼り付ける。[AAAAA]の部分は、自分のパソコンの設定で変更して下さい。

Sub html保存()
ActivePresentation.SaveAs "C:\Users\AAAAA\Desktop\test00.html", ppSaveAsHTML, msoFalse
End Sub

4. [Visual Basic]ウインドウを閉じる。

【使い方】

1. Power Pointのメニューの[開発]⇒[マクロ]
2. を選択し、[実行]  これで、デスクトップにhtml形式で[test00.thml]というファイルと[test00.files]というフォルダが保存されます。

 [test00.thml]ファイルをクリックすると、ブラウザが開き、『このプレゼンテーションの内容は、お使いのブラウザーで正しく表示されない可能性があります。続行する場合は、次をクリックしてください : ここ.』というメッセージが出ると思います。その場合は「ここ」をクリックすると、スライドが表示されます。

 左サイドバーでスライドの切り替えができます。

 Power Pointは、プレゼンテーションに適した様々な機能を持っています。webページにきれいに表示できるのもプレゼンテーション機能の一つでしょう。職場の同僚は、外部に説明する資料はすべてPower pointで作成しています。慣れると、Wordなどより使い勝手が良く重宝します。スライド単位で作成していくため、一度作ったスライドを転用することもしばしば。スライドが情報のストックとして機能するため、一度使い始めると止められなくなります。