Google Earthで使われているkmzファイルの中身を確認する

ソフトウェア編

 Google Earthはとても便利なツールです。地形を三次元で表示したり、俯瞰する角度を変えることができたりとても使い勝手が良いツールだと思います。

 Google Earthに位置情報を送るには、kmzファイルまたはkmlファイルを使います。Google Earthで位置情報を保存すると、kmzという拡張子の付いたファイルが出力されます。kmlとしての出力も可能です。

 kmzファイルには何が書かれているのでしょうか。メモ帳で開いても見ることはできません。暗号化されています。では、見ることはできないのでしょうか。
 実は、kmzファイルはzip形式の圧縮ファイルです。このため、拡張子を「kmz」から「zip」に変更すると解凍できます。

 前回の記事『『猫島』発見される!』で公開した「Cat_Island.kmz」というkmzファイルの拡張子を「zip」に変更して解凍すると、「files」というフォルダと「doc.kml」というファイルが現れます。

 「files」というフォルダには画像データが入っています。「doc.kml」ファイルは、そのままクリックするとGoogle Earthが起動してしまいます。このファイルはメモ帳で中身を確認することができます。ファイルのプロパティでメモ帳を指定します。kmlファイルには座標が記載されています。

 前回の『猫島』の記事では、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン(デッドマンズ チェスト)の広告ページ』でダウンロードしたkmzファイルがどんな中身なのか興味があったので解凍してみました。

 それで作ったのが『猫島』です。最初、猫島をコスタリカのココ島の西にセッティングしたのですが、水深が深いために、猫島の色とうまく溶け込まない。このため、「デッドマンズ チェスト島」に場所を変えました。

 Google Earth上のどこにでも移動できる『猫島』は、まるで現代の「ひょっこりひょうたん島」のようです。