カテゴリー別アーカイブ: 役立つ知識(海外旅行編)

シカゴの巨大マリリン・モンロー像は今どこに?

 2011年7月、米国イリノイ州シカゴの街頭に設置されたマリリン・モンローの巨大オブジェ。高さは7.9メートル、重さ15,422kg。鉄とステンレスとアルミで造られています。

 彫刻家のスワード・ジョンソン(Seward Johnson)氏が制作したもので、映画「七年目の浮気」の中で、地下鉄通気口に立つモンローのスカートがふわっと浮き上がる有名なシーンを再現したものです。

 かなり話題になったので覚えている方もいると思います。しかし、今、シカゴに行っても見ることはできません。既に撤去されています。

 管理人的には、下のような品質のオブジェだったら見に行く価値があるかも知れませんが、実物はいまいちという感じです。単にスカートの中が見えるというだけで話題になったように思います。

    Ⓒ なんでも保管庫

 このシカゴに設置されたオブジェはどうなったのでしょうか。

 実は、設置された翌年、2012年5月9日に解体撤去され、西海岸、カリフォルニアのパームスプリングス(Palm Springs)に運ばれました。パームスプリングスって聞かない名前ですが、、ロサンゼルスの東約180kmの場所に位置する砂漠の町です。もともとそういう契約だったようです。シカゴでの展示は1年に満たなかったことになります。

 では、現在もカリフォルニアにあるのでしょうか? 

 残念ながら、すでにカリフォルニアの展示期間は終了し、撤去されています。パームスプリングスでの展示契約は2012–2014。その後、Hamilton Township, Mercer County, New Jersey (2014–2015)、さらに、Bendigo, Australia (2016)へと移動を続けます。

 『えっ、カリフォルニアでも見ることができない! それでは今どこに? どうしてもマリリンのパ○ツを見上げたい!』という奇特な方は最新情報をチェックしましょう。

 パームスプリングスで展示されていたのは、2012年5月から2014年4月までだったようです。

 その後、 今度は東海岸に移動。ニューヨークのすぐ南に位置するニュージャージー州ハミルトンの彫刻美術館グラウンズ・フォー・スカルプチャー(Grounds For Sculpture)で展示されました。これが2014年5月4日から2015年7月1日まで(9月まで延長して公開)。

 「ふぅ~ぅ。なかなかたどり着かない。マリリンを求めて、シカゴから西海岸、そして東海岸。結局、現在はどこにあるんだ?」

 今度は外国です。オーストラリアのベンディゴ市のロザリンド公園に2016年に展示されました。
 このイベントは短期間だったようで、イベント終了後は、再びハミルトンに戻ったものと思われます。その後の行方は、ネットで探したのですが見つからない。

 ところで、グラウンズ・フォー・スカルプチャーという彫刻美術館は面白いところで、いろいろなオブジェがたくさんあります。有名な絵画の人物を彫刻オブジェにしたものがたくさん展示されているようです。いつかは行ってみたい美術館です。

 下の画像は、有名なフェルメールの絵画『真珠の耳飾りの少女』のオブジェです。Photoshopで大幅に修正していますが(皮膚の部分は肌のテクスチャを20枚も貼り付けColor表示。服と青いバンダナもテクスチャを貼り付けています。さらに、まつげと眉毛も追加しています。唇はラップ。元のフィギアの雰囲気を損なわない程度に、結構手を加えました)。

 記事トップのアイキャッチ画像はきれいに仕上がっていると思います。アイキャッチ画像として作ったため髙解像度版は残念ながらアップできません。お見せできないのが残念ですが。

 有名な絵画を彫刻にするというアイデアには感服です。「えっ、この絵画にこのアングルから描かれたものものあったの?」と驚くことになります。

出典
Wikipedia, “Forever Marilyn

 

ボリビア旅行で犯罪被害に遭わない心得

 ボリビアを旅行している日本人が多数犯罪の被害に遭っているようなので、注意喚起の意味で書きます。

 在ボリビア日本国大使館から「在ボリビア日本国大使館在留邦人向けメールマガジン」が送られてきます。以前登録していたので、今も送られてきています。

 その内容は、日本人旅行者が犯罪の被害に遭ったケースについて、「事件の概要」を説明し、「当館のコメント」として、注意すべき点が記載されています。

 最近、特に目を引くのは、「危険を予知し、十分注意をしていたにもかかわらず被害に遭ってしまうケース」です。
 犯罪の種類は多岐にわたるので、いちいち書きませんが、注意していれば防げる被害がほとんどです。

 実際に、起きている犯罪のほとんどすべてがボリビアに限ったものではなく、どこの国でも発生しているものです。
 日本人が犯罪の被害者になると、被害に遭った方はもちろんのこと、後から行く旅行者にも影響を及ぼす恐れがあります。日本人が犯罪のターゲットにされるからです。

 被害に遭う方は、「そもそも論」の部分が欠落しているようです。

 「たまたま運が悪かった」と思っている人が多いように思います。でも、「今まで被害に遭わなかったのは、たまたま運が良かっただけ」、という現実を知るべきです。

 ボリビアのラパスやサンタクルスのような犯罪多発地帯では、細心の注意を払っていても犯罪被害に遭う恐れが多くあります。
 このような国や地域における「そもそも論」とは、

1.夜間は出歩かない。
2.人通りの少ない場所には行かない。
3.ホテルから呼んだラジオタクシー以外には乗らない。
4.バスには乗らない。
5.見知らぬ外国人が話しかけてきたら、(仲間に囲まれる前に)一目散に逃げる。
6.貴重品はバッグやカバンには入れずに肌身離さず持っている。

 大使館のメールレターに記載されている事件の90%は、上に書いたことで防げるはずです。
 認識を変えることが重要でしょう。

 1.犯罪者は本当に一人ですか。知らぬ間に彼の仲間に取り囲まれていませんか。
 2.タクシーは外界と遮断されたとても怖い乗り物です。どうすれば安全なタクシーに乗れるか考えましょう。
 3.(目に見えない)複数の犯罪者に取り囲まれた状況で、「注意していれば大丈夫」という盲信はどこから来るのですか?
   もし、自信があるのなら、犯罪者が何人までなら大丈夫と言えますか? 勝手に相手は一人か二人と限定していませんか?
 4.「周りの人が助けてくれる」と勘違いしていませんか? 自分がトラブルメーカーなのに!
 (現地の人がやらないことを平気でやって犯罪被害に遭い、誰も助けてくれなかったと言っている人がたくさんいます。)
 5.手品の物質消滅に驚いていませんか? 周りの人には見えていて、驚いているのはあなた一人だけなのに!
 では、残りの10%についてお話しします。

 この残りの10%を占める「注意していても防げない犯罪」は、どうしようもありません。
 被害に遭ったらあきらめましょう。

管理人の経験

 ラパスに数日滞在したとき、最終日前日に乗ったタクシーの運転手から、翌朝空港まで安価で送ると言われましたが断りました。なぜなら、相手に準備期間を与えるから。 

 チチカカ湖近くの道路で検問にあう。パスポートは(なぜか)ホテルに置いてきたので、JALカードを示し日本人だと主張し(とにかくしゃべりまくった)、事なきを得る。タクシーの運転手から「賄賂を支払ったのか」と聞かれた。田舎の警官に賄賂を支払うほどウブじゃないよ。

 ボリビア旅行は、犯罪もさることながら、実は「事故」の方が怖いです。
 毎年、たくさんの人がバスや車の事故で亡くなっています。

 このように書くと、読者の皆さんは、一般論として捉え、「自分のこと」としては考えない。
 ボリビアのバスの事故については、本館で何度も書いているので、ここでは書きませんが、怖いです。

 ボリビアの犯罪被害についての情報は、大使館の「在ボリビア日本大使館領事班の掲示板」で入手できます。

 旅行前に、是非、ボリビアで発生している犯罪のタイプとパターンを学習して下さい。日本人旅行者が同じような犯罪に巻き込まれているのがよく分かります。その後で、もう一度、この記事を読み返して下さい。

 このリンクでアクセスできない場合は登録が必要かも。

ウユニ塩湖湖面の状況をリアルタイムで調べる方法:NASA – Worldview

 ウユニ塩湖の湖面の状況をリアルタイムで閲覧する方法をご紹介します。

 死ぬまでに一度は訪れたい場所の一つとして挙げられるボリビアの「ウユニ塩湖」。

 そのウユニ塩湖でも、年間で2ヶ月間程度しか見ることのできない「鏡張り」の塩湖は、ウユニ塩湖への旅行を計画している人にとって垂涎の光景でしょう。

 ところで、この「鏡張り」の光景を見ることができる時期と期間は年により大きく変わります。基本的には1月~3月です。雨の多い年には、11月、12月に鏡張りになることもあるようです。そして、鏡張りが終わるのは3月。雨の多い年には、5月頃まで見ることができる・・・らしいです。

 雨の少ない年は、1月末から1ヶ月間程度しか見られないということもあるようです。

 雨が少ないと、湖面全体に水が溜まらないため鏡張りにはなりません。

 雨が多ければ良いわけではありません。雨が多くて水深が深くなってもきれいな鏡張りにはならないようです。また、雨が降りすぎると湖面の水位が上昇するため、湖面へ車を乗り入れることができなくなります。どこかの旅行社はバスを使うので水深が深くても大丈夫といっていますが。
 
 近年、降水量は減少してきている上に、年間降水量は年により大きく変動します。このため、鏡張りを見られるかどうかは、かなり運に寄るところが大きいといえるでしょう。

 雨がいつ降るかは誰にも分かりません。ましてや、どれだけの量が降るかなど予測できません。

 しかし、せっかく「死ぬまでに一度」という想いで地球の裏側まで出かけるわけですから、少しでも現地の最新情報が欲しいところです。今年は、例年に比べてどうなんだろう?

 このような情報を探す場合、ネット上の口コミが参考になりますが、探すのが大変です。

 「ウユニ塩湖の状況を自分の目で確認したい」というニーズがあるように思います。

 今日のウユニ塩湖はどんな状況か?

 そんなニーズに応える記事を書きたいと思います。

リアルタイムでウユニ塩湖の衛星画像を視聴する方法

 NASAが提供する「Worldview」で、世界中の”今日の衛星画像”を見ることができます。ランドサットデータのようです。バンドを変更することで、水を強調した表示にすることも可能です。

 「Worldview」は下の画像のようになっています。画像にリンクを貼っているので、画像をクリックすると(今回の目的に合わせて)バンド調整済みのページを開くことができます。

NASA_Worldview2.jpg

 2012年12月から2014年12月13日までの時系列衛星画像をYouTubeにアップしました。

 まずは、このビデオをご覧下さい。

衛星画像解釈

1.ウユニ塩湖は、岸の部分と接している湖面が低くなっています。このため、雨が降ると、岸近くの水深が深くなります。雨が降り続けると岸辺付近は80cm以上の水深になります。塩湖の中に車を乗り入れることができないのはこのためです。また、塩湖の中にある観光の定番である魚島なども同様で、水深が深くて近づくことが困難になります。

2.ウユニの町側から塩湖に乗り入れる道路は一箇所です。

 下の画像で塩湖全体の位置関係を確認して下さい。ルートは、管理人が二回目のウユニ旅行で辿ったコースです。

Mapa Salar de Uyuni Source: Google Earthより加工

3.ビデオで、塩湖湖面と陸地との境界部分で濃い青色に注目して下さい。水深が深い部分です。この色が濃くなるほど、湖面全体が水を覆われていきます。湖面中央部の水位は深い時でも数センチです。濃い青が全く見えない時期は乾期で、塩湖はカラカラに乾いています。

 1月中から2月がほぼ確実に鏡張りを見ることができる期間です。この時期の岸辺付近の色の濃い部分の範囲に着目して下さい。色の濃淡は画像化の状態によって変化しますが、範囲が重要です。青い部分がこの期間と同じ位置にあれば、鏡張りの塩湖を見ることができます。

 ウユニ塩湖表面の水位はとても複雑です。たとえば、お風呂の水の水位はどこも同じです。ウユニ塩湖がそれと同じと考えるのは大間違いです。湖面全体に無数の凹凸があり、それらが集まってブロックを形成し、水の流れが制限されます。湖面なのに水深の深いところと浅いところがあるのはこのためです。

 これが、ビデオでは湖面の縞模様として現れています。風が影響しているものと考えられます。

4.2014年10月22日の画像で、突如、青い部分が出現します。これは、10月21日の降雨による結果だと考えられます。同様に、11月18日の水位上昇は11月14日からの降雨の影響のようです。この時期に湖面の水位が上昇しているのは珍しいことではないでしょうか。

まとめ

 管理人が現地に行った2010年の衛星画像影配信されていないので、残念ながら画像の色と現地の水深との比較ができません。
 口コミを頼りに地道に照合作業をすればできるかも。

 Google Earth等にアップされている写真は、いつ撮影されたのかの情報がなく使えない。Exif情報を見ても書かれていない。残念ながら使えない。

NASA – Worldviewについて

 上の画像に設定しているリンクを開くと、ウユニ塩湖の、しかも、ランドサットデータの中で水を表現できるレイヤーセットが表示されます。様々なバンドをレイヤーに設定できるのですが、今回設定したバンドのレイヤーセットがウユニ塩湖の表面水位を見るには適しているように思います。

NASA_Exp1.jpg
 
 画面下のスライドバーを動かすと、2年間程度は過去に遡って閲覧できます。結構雲がかかっているため、全景を捕らえているイメージはそれほど多くありません。