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画像の一部だけきれいに変形させるフリーソフト

 画像の一部分を変形させたいことって意外に多くあります。
 Photoshopでやろうとすると、結構手間がかかる。そもそも、Photoshopって重くて起動に時間がかかるし、あるいは、Photoshopを持っていない方も多いのではないでしょうか。

 そんな方のために、画像の一部を簡単に変形させることができるフリーソフトをご紹介します。
 まず、どんな時に使うのか。

 例えば、リボンの無料イラストを入手したとします。でも、リボンの両端をもっと曲線にしたい。
 そんなとき、下のようにワープ変形します。

 画像を自由に変形できるソフトはたくさんあります。しかし、どれもこれも使い勝手がとても悪い。
 ワープは、、写真をこまかいメッシュで分割して、このメッシュの交点が動くことで画像が変形します。

 ところが、このメッシュの大きさを設定できるソフトは、ほとんどありません。ソフトに設定されたメッシュサイズで作業をするしかありません。しかし、自分が変形したい場所とメッシュの大きさが適合しないと、うまく変形できません。

 そこで今日は、このメッシュのサイズを自由に設定できるフリーソフトをご紹介します。

ソフトの入手

 このソフトは、『DeformerPro 1.0』という名前です。ハンガリーのNémethi Lászlóさんがアップしたソフトで、2006年に公開されたとても古いソフトです。彼のホームページからダウンロードして使いますが、ダウンロードしたファイルに入っているのは『defpro.exe』というファイルだけです。このソフトは単独(スタンドアローン)で動きます。

 シンプルな設計で、操作が簡単。でも、使い方を知っておいた方が良いでしょう。メッシュの移動や影響範囲の設定にちょっと戸惑います。

『DeformerPro 1.0』の使い方

 ソフトを起動すると、下のような画面が開きます。

 メニーバーにあるのは、下の画像のようにシンプルなメニュー画面です。

  • ① 「File」:画像の読み込みや保存を行う。画面への画像のドロップは不可。
  • ② 拡大、縮小アイコン。
  • ③ 元に戻すアイコン。
  • ④ 「SL」:メッシュの表示/非表示切り替え。非表示でも変形は可能。四角と三角のメッシュを選定できるが、あまり違いはない。
  • ⑤ [R]:変更をキャンセルし、画像を初期状態に戻す。[F]:変更の確定アイコン。このアイコンをクリックせず、別の操作を行うと変更がキャンセルされる。
  • ⑥ メッシュの縁の部分の変形を許可するか否か。
  • ⑦ [cnf]:設定アイコン。クリックすると下のウインドウが開きます。

     最初の2行(「N of cells X」,「N of cells Y」)はメッシュの数です。X方向とY方向のメッシュの数を入力します。この設定ができるので、このソフトは優れものと言えます。
     
     「Lacalness」:変形させるときに同時に動く影響範囲。この数を大きくすると広範囲が、また、小さくすると狭い範囲が変化します。かなり微妙な設定なので、いろいろ試してみて下さい。小数点第6位くらいで調整します。

     「Speed」:変化の速度なのですが、変化の大きさでもあります。この値が大きくなると、少し動かしただけで大きく変化します。

  • ⑧ メッシュの移動:画面上のメッシュの位置を移動します。キーボードの矢印ボタンでメッシュを上下左右に移動可能

 使い方はすごく簡単。
1.[File]⇒[Load]から画像を読み込む。
2.必要ならキーボードの矢印キーを使ってメッシュ移動し、変化させたい箇所に合わせる。
3.マウスの「左クリック&ドロー」で表示位置の移動、[右クリック&ドロー]でワープ。
4.変形が完了したら[F]アイコンを押して、変更を確定。気に入らなければ[R]をクリックして初期化や、やり直しボタンで前に戻る。
5.[File]⇒[Save]で変更を保存。

同様のことができる他のフリーソフト

 ワープ処理という意味で、同じようなことができるフリーソフトは他にもあります。
 例えば、『Photo! Editor』。2008年に公開されたフリーソフトです。

 このソフトを起動し、メニューバーにある[Caricature]というアイコンをクリック。

 メッシュは表示されませんが、写真の中身をカーソルで自由に変形できます。変形範囲も自由に設定できます。ただし、思ったようにキレイに仕上がらない。やはり、メッシュが表示された方が良いと思います。

 他にも、『Corel PaintShop Pro』の「ワープブラシ」を使う方法もあります。このソフトは有料ですが、15日間無料で使えます。

旧バージョンの体験版は30日間無料で使えます。合わせて45日間無料で使えます(笑)。

 Photoshopよりも簡単という触れ込みのソフトですが、インターフェースがよく分からない、管理人には使い勝っての良くないソフトです。ただし、ワープブラシはなかなかの優れもの。とてもきれいに仕上がります。

 レタッチソフトには一長一短があるため、結局、普段使うのはひとつかふたつのソフト。特定の目的のためだけにサイズの大きなソフトをパソコンにインストールするのは避けたいと思います。そこで、特定の目的に特化した軽量ソフトを今回ご紹介しました。

人物を広範囲に消せるソフト「Inpaint」の使い方

 写真に映り込んだ通行人などを写真から消したいときがあります。

 写真の一部分だけなら、様々なソフトで消すことが可能です。
 しかし、広い部分になると難しい。

 今日は、写真の中で大きな面積を占める人物を消す方法を紹介します。

写真から広範囲の物体を消すソフト

 これができるソフトはいくつかありますが、今回は、『Inpaint』というソフトを使います。

 このソフトは有料で、価格は $19.99 です。ただし、無料でソフトをダウンロード、インストールできます。無料版の使用制限は、出来上がった写真を保存できないこと。これは、画面をハードコピーすれば良いので、実質的にフリーソフトとして使えます。

 まずは、結果をご覧下さい。

inpaint

 上の画像のように、写真の中央に人物がいて、しかも、その周囲は別の材質のもので囲まれているケースでは、この人物を消すという作業は簡単にはいきません。それが簡単にできるところがこのソフトの優れている点です。床板がきれいに補正されています。ここまできれいにできると後の作業が楽です。通常のレタッチソフトを使って仕上げるととてもきれいに出来上がります。

 このソフトはとても使いやすく、説明する必要がないくらいですが、きれいに仕上げるには、「ガイドライン」機能を使う必要があります。この機能は類似のソフトで見たことがなかったので、驚きました。

[Inpaint]の使い方

 [Inpaint]の使い方を説明します。画像を見ていくだけで使えるようになると思います。時間のある方は、文章もお読み下さい。

手順1

1.[Inpaint]を起動し、写真を読み込む。

2. ① [マーカー]ボタン ⇒ ② [マスク]ボタンを押し、③マーカーの大きさを調整して、『消したい人物』を赤く塗っていく。この時、塗り残ししないように注意が必要。

Inpaint使い方手順1

手順2

1.塗り残しがないか確認する。

2.[赤]でマスクした部分が[緑]の範囲で置き換えられるというイメージです。

Inpaint使い方手順2

手順3

1.[緑]色の範囲を調整する。余分な部分が[緑]の範囲に入らないよう、不要な部分は削除する。

2. ① [消しゴム]、② [塗りつぶし模様領域]ボタンを押し、[緑]の範囲を調整する。

【テクニック】
[緑]の範囲は、削除するだけでなく追加もできます。つまり、緑色に塗った任意の範囲と[赤]のマスク範囲を置き換えることが可能ということです。これがこのソフトの優れている点です。

Inpaint使い方手順3

手順4

1.板目方向を設定する。
 これには[ガイドライン]機能を使います。この機能は他で見たことがありません。驚きの機能です。ガイドラインを設定することで、置き換えの方向を調整してくれます。

2.① [ガイドライン]ボタンをクリック。② [クリック&ドロー]でガイドラインを板目に沿って数本設定します。

Inpaint使い方手順4

手順5

1.メニューバーの[横▲ボタン]をクリック。人物が消えます。

2.画面を拡大して修正状態を確認する。修正しきれていない部分を同様の手順で修正していきます。

Inpaint使い方手順5

 この会社は、この[Inpaint]の他にも[BatchInpaint]というとてもユニークなソフトを提供しています。インターフェースは同じなのに機能が異なる。ソフト毎に別売りになっている。「Photo Editing tools Bundle 」というソフトが $99.94 で販売されています。[Inpaint]、[PhotoScissors]、[MultiView Inpaint]、[BatchInpaint]、[iResizer]、[PhotoStitcher] という6つのソフトを統合したバージョンのようです。

「FotoMorph」を日本語で使う方法

 今日は、「FotoMorph」を日本語で使う方法を紹介します。

 画像のワープやモーフ処理が簡単にできるフリーソフトとして管理人がよく使っているものです。

 このソフトは、デフォルトは英語で、言語を選べるようになっています。残念ながら日本語には対応していません。・・・・・・、という訳で、言語ファイルをつくり、日本語化しました(笑)。

 下の画像のように表示できます。一部、英語で表示されていますが、この部分を日本語にすると文字化けするので、そのまま英語で表示しています。

Foto_Morph_Japanese

「FotoMorph」を日本語化する方法

 「FotoMorph」を日本語化するための具体的な方法を書きます。

1.言語ファイルを入手する。
 管理人が適当に作ったファイルでよろしければお使い下さい。
 以下のリンクからダウンロードできます(DL100回制限付き)。ファイル名は「FotoMorphJP.lng」です。

   『FotoMorphの日本語化ファイル(FotoMorphJP.lng)をダウンロードする』

 ダウンロードにはパスワードが必要です。
 今回のパスは、簡単です。足し算[1234 + 4321]の答えがパスです。

2.ダウンロードしたファイルをインストールする。
 インストールと書くと、たいそうなことに聞こえますが、ダウンロードしたファイル「FotoMorphJP.lng」を以下のフォルダに移動するだけです。
   C:\Users\ユーザー名\Documents\FotoMorph Data\

3.言語の設定
 FotoMorphを起動し、以下の手順で、言語を日本語に設定します。

(1) メニューの一番右にある「地球」マークのアイコンをクリック
  

(2) [Japanese]をクリックする。
 以上で、日本語表示に切り替わります。簡単です。

日本語ファイルを自分で作る方法

 管理人の訳が気に入らないとか、訳が間違っているとか、日本語化ファイルに不満がある場合は、自分で修正して下さい。簡単にできます。 その方法を紹介します。

1.[地球]マークアイコン ⇒ 最下部の緑色の文字[Edit or Create New]をクリック。

2.以下の画面が開くので、日本語を修正します。

  下の画像の赤枠の部分をクリックすると、[Button Text]、[Dialog Text]、[Miscellaneous Text]の3種類のテキストを修正することになります。つまり、ボタン、ダイアログ、およびその他のテキストはそれぞれ設定することになります。ただし、[Miscellaneous Text]を日本語にすると文字化けします。そのため、英語のままにしています。

 [FotoMorph]の使い方は以前書いたので、そちらをご覧下さい。

  『FotoMorphの使い方:モーフ編

このソフトを使いたいと思っている方への注意

 [FotoMorph]はとても優れた機能を持つフリーソフトです。しかし、このソフトの入手やインストールには注意が必要です。

1. ソフトの入手先の注意
 このソフトはとても高機能で有名なため、様々なサイトで配布しています。しかし、ソフトのダウンロードは、必ず、配布元の「Digital Photo Software」社のサイトから行って下さい。ウイルス対策です。

 上のリンクを開くと、ページの中程に下のアイコンがあるので、それをクリックしてダウンロードします。
 ダウンロードするファイルは「FotoMorphV13Setup.exe」です(今日現在)。

FotoMorphダウンロードアイコンの画像

2.インストール時の注意
 ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールしますが、プログラムは最初にインストールされ、その後、別の二つのソフトのインストールを促す画面が連続して表示されます。画面をよく読んで下さい。これらは不要なので、ダイアログ左下のボタンをクリックしてインストールしないようにします。うっかりインストールした場合は、削除・・・・した方が良いかも。

 このような便利なフリーソフトは、突然、配布が中止され有料化される場合があります。インストールファイルは保存して置いた方が良いでしょう。今日現在、ダウンロードできる最新のバージョンはver.13.9.1です(上の手順でダウンロードすればこの最新バージョンをダウンロードできます。同サイトの上部にはVer.13.8. と書いてありますが、ダウンロードファイルは最新バージョンのものです。)。もし、これより新しいバージョンをネットで見かけても、そのようなサイトにはアクセスしないことが賢明です。詐欺サイトがよく使う手口です。