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ゴビ砂漠で見つかった巨大モザイク模様の謎が解けた!ターゲットマーカーは北京だった!

 いつまでたっても「ナゾだ! ナゾだ!」と書いてある本を読むと、ネットが発達した今の時代、時代遅れという印象を受けます。

 今日は、中国のゴビ砂漠でGoogle Earthにより見つかった巨大なモザイクの正体に迫りたいと思います。

 これについて、ネットでかなり調べたのですが、最初に話題になったのは2011年11月15日の記事のようです。

 当時、「Google Earth 6.1」が2011年10月21日にリリースされたばかりで、多くの人がGoogle Earthを利用して、衛星から見える不思議な物を見つけたようです。このバージョン(Ver.6.1)からルーラーに高度表示機能が追加されたため、高低差のある地形をより実感しやすくなったようです(高度表示機能は以前からありましたが、改良されたと言うこと)。 Google Earth 6.1のリリースノートには次のように書かれています。
「高度プロファイルにおけるラインやトラックの解像度が向上しています。」(「Google Earth のリリースノート」)

 今回の奇妙な図形に対して、憶測記事はたくさんあるものの、結局何なのかは分からないという結論のようです。ミステリー好きの管理人の好奇心に火がつきました(笑)。

 よく見かける記事は、「衛星用キャリブレーションマーカー」ではないのか、というもの。この手の記事でいつも登場する(笑)”NASAの専門家”の推測のようです。大抵の記事は、それで終わり。憶測を並べただけで、”権威のある組織に所属する人物の発言”により、すべてが解決した・・と思わせる。この手の謎を解明するいつもの手口です。結局、誰もまじめに調べていないのです。

 「不思議な物が見つかった」、「何なのか科学的に立証して欲しい」、「科学者がコメントした」、「ナゾは解決した」。こんな流れかなぁと思います。

 でも、この流れはとても危険に感じます。「衛星用キャリブレーションマーカー」という専門的な言葉が出てくると本当のことのように感じてしまい、それ以降の思考が停止する。

 ・・・などと、思ったのですが、原典で確認したところ、この「衛星用キャリブレーションマーカー」説を述べた方は、インチキNASA技術者ではなく、本物の科学者のようです。管理人も、この説を採用することにします。

 そもそも、ゴビ砂漠の不思議な模様が確認されたのは2011年頃のことのようです。それなのに、現在でも、その正体が分かっていないのは腑に落ちない。

Google Earthで見つかった不思議なマークとは

 中国のゴビ砂漠と言われていますが、実際にはタクラマカン砂漠の東縁に位置していると思います。

 Google Earthで見つかったというゴビ砂漠のミステリアスなオブジェクトは一つではありません。
 Source: Google Earth、以下、同様。

 地面に描かれたモザイク模様の白いラインが注目を集めたのは、2011年11月15日が最初のようです。その時点で二つの図形が確認されています。

 さらに、この周辺には明らかに軍事目的であると思われる施設がいくつか確認できます。
 この不思議なオブジェクトは、不思議なことに、ほぼ同じ緯度に並んで存在しています。北緯40度27分から28分付近です。


 北緯40度27分の緯度に沿って、西から東に見ていくと、最初に巨大なプールのような施設が目にとまります。

 同じ緯度を東に行くと、同心円上に飛行機が数機、軍用トラックが多数並べられている場所にたどり着きます。

 さらに東に行くと、問題のモザイク図形とその横に四角の図形が描かれています。

 さらに東に進むと、二つ目の図形が見えてきます。

 次に見えてくるのが「滑走路?」らしき施設が二つ。

 緯度は少し下がるのですが、明らかに軍事施設のターゲットのような施設もあります。

 いくつもある不思議なオブジェクトの中で注目されるのは、白いラインのモザイク模様の二つのもの。これが、「衛星用キャリブレーションマーカー」ではないか、と言われているものです。

 三角形で区切られている様に見える図形は、横1.74km、縦1.36kmの大きさがあります。白いラインの幅は、太いラインで30m、狭いラインでも20mもあります。

 これらのラインがいつ描かれたのかは不明ですが、Google Earthで時代を遡ってみると、2004年から2005年にかけて描かれたものであることが分かります(2003年8月13日の衛星画像には写っていない)。

 これらのラインは、1987年に世界遺産に登録された仏教遺跡莫高窟(ばっこうくつ)にほど近いところにあります。これらのモザイクラインは非常に広範な地域にまたがっており、地形が激しく変化する所でもまっすぐなラインを保っています。

 また、経年変化を見ると、ラインの縁は劣化がまったく見られません。このことから、この白いラインはペイントしたものではなく、何らかのフレキシブルな部材を地面に敷いて造られていることが分かります。一部にはささくれだって見える箇所があります。

 とても大きな図形なので、これを造るためには膨大な資材が必要だったと思います。また、地形の凹凸にもかかわらず、上空から直線構造に見えるような部材が使われています。地形に対して柔軟にフィットし、かつ、ラインは正確に直線を保てる材料。しかも当時、安価で入手できるものといったらトタンのような部材が使われたのではないでしょうか。

 この不思議なオブジェクトがどこにあるのか自分で確認してみたい方のために、リンクを貼ります。
 上で紹介したオブジェクトの位置が分かるGoogle Earthのkmlファイルはこちらからダウンロードできます。(ダウンロードパスワード: 02xj38t3)

  Source: Google Earth

YouTubeにアップされている動画

 このミステリアスなラインについて、YouTubeにたくさんの動画がアップされています。しかし、中身が無い! どれもこれも金太郎飴のような内容で閉口します。


Source: YouTube “What is this? China builds Gigantic structures, incomprehensible, in the middle of the desert.”


Source: YouTube “Mysterious Structures – Possible Aircraft Base – Xinjiang China – Arial View”

台湾のニュース


 Source: YouTube ”Mysterious Structures in Gobi Desert”

CNNのニュース


 Source: YouTube ”Why Is China Building These Gigantic Structures In the Middle of the Desert ?”

これは結局、何なのか?

 この白いラインのオブジェクト(グリッド)は、「衛星用キャリブレーションマーカー」だと言われています。管理人もその意見に賛成です。
 でも、疑問が残ります。「衛星用キャリブレーションマーカー」って、こんな形をしているの?
 違います。だから、不思議なのです。
 まず、中国の「衛星用キャリブレーションマーカー」を見てみましょう。こんな形です。


   Google Earth, 中国の衛星用キャリブレーションマーカー位置

 「衛星キャリブレーション」とは、衛星が取得した各種データを校正したり、ノイズを取り除いたりするための作業です。例えば、衛星が撮影した画像は、衛星のカメラの向き(角度)、衛星の高度、周回軌道などを加味してデータの校正をしなければ使い物になりません。このため、地上にマーカーを設置し、それを既知情報として、それと照合することで衛星データの校正をします。

 たとえば、ウユニ塩湖の大きさ、円滑な表面、かつ高い反射率を活用し、塩湖の表面が水で覆われた期間を利用して、人工衛星による海洋面積の校正に使われていました(現在は、もっと高精度の手法が開発されており、この方法は使われていないようです)。

 このため、「衛星用キャリブレーションマーカー」は、平坦な地面で、正確に距離を計測できるものである必要があります。つまり、山の中に「衛星用キャリブレーションマーカー」を設置しても、マーカーが正しく設定されているのかというマーカー自体の精度が問われることになり、また、地形の凹凸をどのように評価するのかも問われます。その意味で「キャリブレーションマーカー」としては失格です。

 この問題のオブジェクト(グリッド)は、通常のマーカーではなく、より高度なキャリブレーションを行うために設置したものなのかも知れません。

 いずれにしても、このオブジェクトは軍事用であることは間違いありません。これらのミステリアス・オブジェクトは、甘粛省と新疆ウイグル自治区との境界線の周辺にあります。中国の宇宙開発本部と発射基地のある甘粛省の酒泉市からは160KM程度の距離です。さらに、中国の核実験場であるロプノール湖(羅布泊)も近くにあります。

不思議の一部を解明

 管理人が不思議に思ったことは、白いラインが織りなす形状です。二つのオブジェクトのうち、三角形で構成されているオブジェクト(グリッド)に着目しました。

 これって、何なのだろう? なぜ、このような形状をしているのだろう? まるで道路配置のようにも見えます。
 ある記事に次のように書かれていました。

  「建造物の正体はまだわかっていないが、一部の専門家は、これらの物体は中国のミサイル発射実験における模擬射的ではないかと推測する。複雑な格子状の物体は市街地の道路に見立てているという。」

 それはどの都市か? それも特定しないでいい加減なことを言う。この「一部の専門家」とは、「素人まるだしの専門家」のようです。

 ネット上には、ワシントンやニューヨークを示しているという記事もありましたが、口からでまかせ、・・記事です。「複雑な格子状の物体は市街地の道路に見立てているという。」のが本当なら、その証拠を示して欲しいものです。

 その市街地とはどこなのか。これから管理人は、このナゾに深く沈み込んでいくことになります。
 管理人が最初に思ったのは、この配置はどこかで見たことがある、というものでした。

 それは以前、スペイン人侵略者ピサロを調べていたとき、彼の出生地をマップで探しているうちに迷子になってしまった、という記憶でした。ピサロが生まれた町は道路がとても入り組んでいて、地図で見ているだけでも迷子になってしまう。そんな複雑な地形でした。

 そこで、スペインの古都市を調べてみたのですが、問題の図形は見当たらない。
 同じ発想から、手当たり次第に古都市を調べたのですが、徒労に終わりました。

 道路配置が三角形になっている都市はほとんどありません。理由は道路配置が三角形だと、三角地ができるため土地が無駄になるためです。また、交通の面からもとても不便です。

 これは、道路配置を示したものではないのかも。そんな気持ちになります。
 さらに、この白いラインの幅がとても広いことも古代都市の道路配置ではないことを示しているように思いました。区画整理をして広い道路にしたら、三角形の配置は残らない。

 ワシントン、ニューヨーク、さらには、トルコのNATO基地、台湾など様々な土地を調べましたが、ナゾのオブジェクトに合致するような都市は皆無でした。

北緯40度27分のなぞ

 次に着目したのが緯度です。
 不思議なことに、これらのオブジェクトは北緯40度27分のライン上に並んで点在しています。この緯度に何らかの意味があるのでしょうか。

 Google Earthでこの緯度を辿ります。地球を一周する頃には、指が腱鞘炎になりそうです。
 この作業をしていると、不思議なことに、この緯度上にアメリカの軍事施設を見つけました。それも、ただの軍事施設ではありません。フランシス E. ワーレン空軍基地。ミニットマンICBMを装備した米国の最重要核戦略基地です。

 「フランシス E. ワーレン空軍基地(Francis E. Warren AFB: 41° 8’40.03″N 104°51’46.91″W)
第90ミサイル航空団(90th Missile Wing)はアメリカ空軍の部隊。空軍宇宙軍団第20空軍(20AF)傘下の部隊であり、作戦指揮上はアメリカ戦略軍の指揮を受ける。大陸間弾道ミサイルを運用する部隊であり、司令部はワイオミング州フランシス E. ワーレン空軍基地に所在。人員は約4,500名。

1963年にミニットマンICBMを装備し、フランシス E. ワーレン空軍基地で再改編により第90戦略ミサイル航空団(90th Strategic Missile Wing)となった。1986年からはピースキーパーを運用する4番目のミサイル中隊(第400ミサイル中隊)が編成されたが、これは2005年に廃止された。この間、名称も第90宇宙航空団(90th Space Wing)に改称され、2008年7月1日からは第90ミサイル航空団となっている。」 Wikipedia “第90ミサイル航空団 (アメリカ軍)

 下の画像は、フランシス E. ワーレン空軍基地とICBM発射台をGoogle Earth上に合成表示したものです。中国にとって、ICBMは自国の安全を脅かす脅威でした。ここをターゲットとしてキャビテーションを行うためのマーカーを設置したのでしょうか。

 当時の中国のスパイ衛星がどのような地球周回軌道を描いていたのかは不明ですが、同一緯度上に多くの軍事施設が並んでいることから、この緯度を中心に周回していたように思えます。

どこをターゲットとしていたのか

 ズバリ! それは北京です。
 まず、下のGIFアニメをご覧下さい。

 最初に気づいたのは、問題の図形の西側にある四角形の存在からでした。

 これは何だろう。ただの四角形なので、誰も着目しません。
 北緯40度をずっと東に辿っていったとき、北京に出くわしました。北京ってこの緯度上にあるんだ!

 北京の地図を眺めていると紫禁城(故宮)が目にとまります。サイズを計測してみると、問題の四角形と似た大きさで、縦横の比率はかなり近い。そこで、問題の図形を故宮に重ね合わせてつくったのが、上のGIFアニメです。

 南北方向の道路配置は完全に一致しています。管理人としては、この結果に満足しています。自分でやってみれば分かりますが、このように一致することは通常ありません。

 キャビテーションのためには、精度が重要となります。誤差を最小化するために必要な基準線を正確に測定できるのは自分の国、ということでしょう。

 結局の所、三角形が何を意味するのかは分かりませんが、面積から積分して誤差を修正しようとしたのではないかと・・・思います。

終わりに

 今回のなぞの解明には、Google Earthの閲覧に多くの時間を使いました。高倍率での画面移動のため、指がボロボロ状態です。
 本当は、三角形の意味まで探りたかったのですが、指がもたないので、この記事はこれで終了とします。
 右手が痛いです(涙)。

 最後に、北緯40度27分のライン上で見つけた不思議な物をご紹介しましょう。それは、日本にあります。

 

 中国よりもこちらの方が面白そう。
 キリストの墓があるとされる新郷村も直ぐ近くです。キリストの埋蔵金を探しているのでしょう。失われたアーク(聖櫃)を探しているのかも。えっ? 石灰を掘っている? 欺されてはいけない。それはフェイク。本当の目的は・・・・。

 

北斎好きにはたまらない『すみだ北斎美術館』に行ってきました!

 2016年11月22日に開館した『すみだ北斎美術館』に行ってきました。

 北斎が90年の生涯のほとんどを墨田区内で過ごしながら、優れた作品を数多く残したことから、墨田区が葛飾北斎専門の区営美術館をつくってしまった。

 大変な人気らしいと聞いたので、混雑を避けるために平日に行ったのにやはり混んでいました。

 北斎がいかに人気のある芸術家なのかを改めて実感しました。外国人もたくさんいました。

 この美術館は、建物構造がとても奇妙です。訪問した人は、まずそれに驚くのではないでしょうか。
 美術館の外観はこのような形をしています。

 どこから見ても同じ形です。


 

奇妙な構造の美術館

 この美術館は、これまでに見たことがないほど奇妙な構造になっています。

 建物は4階建てですが、常設展示が行われているのは4階のフロアーだけ。そこへはエレベーターでしか行くことができません。階段の使用は制限されています。そもそも、階段がどこにあるのか分からない。防災上、問題がありそうです。

 4階が常設展示室と企画展示室、3階が企画展示室になっています。では、2階はというと・・・、何に使われているのか不明です。パンフレットには2階のことは何も書かれていません。図さえありません。

 1階は綜合案内・チケット売り場と売店になっています。しかし、やたらと狭い。これは、建物の1階部分が外とつながった通路で区切られた独立した4つのブロックに分かれているため、このようなおかしなことになっている。

 何がおかしいのか。

 美術館に来た人は、エレベータを使って4階まで行く必要があります。そして、エレベーターで1階まで戻ってくる。これ以外に方法はありません。このため、2基あるエレベーターは常時行ったり来たり。もし、展示室が2階にあるのであれば、エレベータを待つこともなく階段を使って移動できます。使われていない2階、3階を素通りして動いているエレベーター。なんとも無駄なことに電気を使っています。展示室の位置を変えるだけで電気代が半分になります。

 そもそも、階段がどこにあるのかが分からない。パンフレットには2階の図面がないし、1階の階段の位置も不明。火災や地震など防災上、問題がありそうです。たくさんの人で混み合っているので、まず感じたのはそのことでした。怖い構造物だと思いました。美術館は、不特定の人間が出入りするものの消防用設備の設置条件等が厳しい特定防火対象物にはなっていません。だから、よけいに怖いと言えます。

 図がないと理解できないと思いますので、すみだ北斎美術館のパンフレットにある各階フロアー位置図で確認ください。


すみだ北斎美術館パンフレットの各階案内図

 1階の入口のフロアーがとにかく狭い。1階部分のスペースをブロック分けしたため、エントランスがとても狭くなっています。しかも、地下に行くための螺旋階段もあり、エントランスフロアーが余計に狭く感じます。週末など、チケットを購入する人と、エレベーターを待つ人と、エレベーターから降りる人でごった返すのではないでしょうか。

 すみだ北斎美術館のプレスリリースを見ると、開館記念展「北斎の帰還-幻の絵巻と名品コレクション-」開催期間中(2016年11月22日~2017年1月15日、会期:45日間)の入館者数は98,673人で、目標としていた入館者数3万人を達成したそうです。それも、目標の3倍の入館者数です。考えただけでも恐ろしい。平均すると1日あたり2,200人くらい。平日ならその半分程度でしょうか。この期間の入館料収入は1億1千4百万円くらいでしょうか。

 でも、管理人が行ったのは平日にもかかわらず混んでいました。常設展示室の中には少なくとも50人くらいはいたと思います。それでも何とかゆっくり見ることができたのですが、この人数が限界だと感じました。週末には行ってはいけない美術館・・です。

 この美術館は、もともと大人数を受け入れるようには設計されていないのでしょう。何しろ、トイレの数がとても少ない。常設展示期間中は、4階にしか行けないのですが、4階にはトイレがありません。使えるトイレがあるのは、1階と地下だけ。1階のトイレは個室が1個だけの小さなもの。地下のトイレは個室が2個で大きいとは言えない。

 この美術館のトイレを使おうと思ってはいけません。チケット売り場で行列、エレベータ待ちで行列、トイレ待ちで行列です。

常設展示

 常設展示は見応えがありました。
 まず、エレベータを降りたホールにある『須佐之男命厄神退治之図(すさのおのみことやくじんたいじのず)』が目を惹きます。

 この絵は、1845年、北斎85歳の時の作品で、幅2.76メートルの肉筆画でした。江戸・向島の牛嶋神社に奉納されましたが、関東大震災で焼失してしまいます。これを残された写真をもとに復元したのが展示されている絵です。2016年11月23日、NHKで放送された『ロスト北斎 The Lost Hokusai「幻の巨大絵に挑む男たち」』でその復元作業が紹介されていたのでご覧になった方も多いのではないでしょうか。

葛飾北斎 須佐之男命厄神退治之図 葛飾北斎 須佐之男命厄神退治之図

 常設展示室に入って直ぐ右手には、北斎アトリエの再現模型は圧巻です。北斎とお栄の等身大フィギュアがあります。二体とも少し動きます。本当によくできています。実は、これを見るために美術館を訪れた管理人でした(笑)。

北斎仮宅之図フィギュア
北斎仮宅之図フィギア2

 北斎が84歳の頃、区内の榛馬場に娘の阿栄とともに住んでいました。その様子を門人で浮世絵師の露木為一(つゆき いいつ)が絵(『北斎仮宅之図』)に残しており、それを元に模型で再現しています。北斎の下半身はコタツに入っているのだそうです。

 すばらしい出来栄えです。これには感動しました。

露木為一「北斎仮宅之図」  露木為一「北斎仮宅之図」

 展示物は、ネットや本でいくらでも見ることができるので、それほどの感動はないのですが、絵や版画の大きさは興味を惹きました。写真では分からないので。

 北斎の肉筆画で感動する作品は『富士越龍図』。この絵は1849年、北斎が亡くなる年に描かれたものです。龍が非常に細部まで描かれています。本物を美術館でみる醍醐味を味わえます。

富士越龍図

 展示については、すみだ北斎美術館のホームページを見た方が分かります。

未だ戻らない海上保安庁海洋調査船「第五海洋丸」のことを知っている人は何人いるのか

 前回の記事で書いた海上保安庁の海洋観測船「第五海洋丸」。

 「第五福竜丸」は有名なのに、「第五海洋丸」のことを知っている人は限られているように思います。

 1952年9月23日午前10時15分に東京港を出港した「第五海洋丸」は、64年たった現在でもまだ戻ってきていません。

 管理人は高校の地学の授業でこのことを知りました。「未だに戻らない海上保安庁の船」として。

 ネット上でもこの船のことはあまり書かれていないので、もっと知って欲しいと思いgifアニメを作ってみました。明神礁の大噴火に巻き込まれたとされる「第五海洋丸」。

第五海洋丸explosion gif

 以前作った『気球を狙撃して大爆発を引き起こすGIFアニメ』の爆発シーンを転用したので、狙撃っぽくなりました。船は第五海洋丸です。

 しんかい6500を使って、鉱物資源探査と海底火山調査という名目で、もう一度探して欲しいものです。このまま忘れ去られてしまうのでは、乗組員31名の方々が浮かばれない気がします。当時、海からは海上保安庁の捜索船が広範な海域を捜索にあたり、空からは米軍機が捜索にあたったそうです。しかし、海の底は未調査のまま。

 カナダでは北極海で172年前に行方不明になったイギリスの軍艦二隻を海中から見つけ出しました。