高画質3D動画:魔法使い「さや」(試作版)

ソフトウェア編

 前回の記事で、画像から3D動画を作りたいと書いたのですが、やっと、というか、一応できたのでアップします。

 構想とはちょっと違うのですが、やろうと思ったことの雰囲気は感じられると思います。

 画像をクリックすると再生します。再生後は、リピート再生します。なお、携帯では動画の再生はできないと思います。この動画は全画面表示でご覧ください。どれほど高画質なのかが分かると思います。モデルは「茜さや」さんです。

 やりたかったことは、超高画質なのに軽い動画を作ること。この動画は再生時間が短いせいもありますが、ファイルサイズは 6MB 程度しかありません。同様の作業をした方なら分かると思いますが、この高画質でこのファイルサイズは驚きだと思います。

 次に、雪を降らせること。さらに、人物とカメラと手前の背景、奥の背景を別々に動かすこと。

 かなり荒っぽい動きですが、一応、きれいに仕上がったと思います。

 Adobe の “After Effects” はいろいろな加工ができるのですが、使い方がよく分からない。このため、ずっと使うことがなかったのですが、上の動画と似たようなコンセプトの動画を見て気に入ったので作ってみました。

 気に入った理由は、とても高画質なことでした。ところが、その動画のファイルサイズを見ると思っていたよりも遙かに小さい。どうやって作るのだろう? 、と疑問だったので、自分でやってみました。

 通常であれば、「作り方」について紹介するのですが、説明できるほど理解していないので、説明はしません、・・できません(笑)。

 この動画の不満なところは、シームレスになっていないところです。この手の動画は、高画質でシームレスだからこそ見応えがあると思うのですが、その作り方を説明するのはなかなか難しい。

 ネット上に、「After Effects」のチュートリアルがたくさん公開されているのですが、管理人にはさっぱり分からない。管理人のような初心者に、わかりやすく説明しようとするサイトが見つからない。よくあるのが、無駄な情報をたくさん書いているサイトとか、中途半端な説明しかしていないサイト。そのサイトの管理人の気持ちはよく分かります。 ”めんどくさい!”

 「After Effects」の使い方を説明するのはとても難しいと思います。その理由は、機能の多さでしょう。ボタン類が多すぎるので、ちょっとした表示設定の違いにより、様々なパターンが発生します。動画のチュートリアルと自分の「After Effects」画面を見比べると、表示されている内容が違うため、どうしたらよいか分からない。

 チュートリアルをアップしている人にとっては、あまりにも当たり前なので説明しないことが、管理人には分からない。こんなことの繰り返しで、今回の動画を作るのに相当苦労をしました。手順を書けば簡単なのですが、ボタンにより表示画面が変わるので、初期設定の状態の部分から説明しないと理解できない。

 このソフトは、Adobeのソフトの中でも設計思想が違いように思います。どこかの会社を買収してそこのソフトを無理やり組み込んだように感じてします。

 通常のソフトであれば、体感的に操作できそうなのですが、このソフトは違います。だから、動画のチュートリアルを見ていても、さっぱり分からない。通常のソフトならスライドバーが表示されて、それを動かすことで値を変更できるのですが、このソフトは、スライドバーが表示されない。表示されなくても、左右に動かすことで値の変更ができる。分かってしまえば簡単なのですが、それを知らない人から見ると、どのように操作しているのかが分からない。

 これを詳しく説明しようとすると、それを読む方が音を上げる。

 やはり、「After Effects」というソフトは、一筋縄ではいかないようです。