驚くほどきれいな白黒写真のカラー着色

画像編

 まずは、下の写真をご覧下さい。ロマノフ朝第14代にして最後のロシア皇帝であったニコライ二世とその家族の写真です。1918年7月17日、この一家は、全員が銃殺されてしまいます。

 ニコライ2世の右側に4女のアナスタシア、左側が皇后のアレクサンドラ。手前が皇太子のアレクセイ、最後列左から3女のマリア、2女のタチヤナ、長女のオリガです。

 この写真のオリジナルは白黒写真なのですが、カラーにした人がいます。それが下の写真です。


(出典:”COLOR BY KLIMBIM“)

“COLOR BY KLIMBIM”というサイトで公開されており、作品を商用以外にダウンロードして自由に利用しても良いと許可されています。
 このサイトでは、他にも白黒写真をカラーにしたものをたくさん公開しています

 
 白黒写真をカラーにするには、色を乗せていくのですが、KLIMBIM氏の方法は単純なものではないようです。

 たとえば、色を乗せるという機能に優れた「Recolored」というソフトを使って着色すると下のようになります。

 



 白黒の陰影がそのまま肌のくすみとして残ってしまいます。

 かといって、色を塗ってしまうと塗り絵のような画像になります。

 管理人が以前アップしたアナスタシアの写真を着色したのものが下の画像です。

 結構時間をかけて、パーツ毎に着色していってもこの程度のできばえで、KLIMBIM氏のカラー化画像には遠く及びません。
 KLIMBIM氏の着色は、肌に透明感があり、髪の毛や服がとても自然に見えます。

 これだけ優れた品質のカラー化画像は、他では見たことがありません。どうやって作っているのか興味が湧きます。