瞬時に2メートルも伸びる『如意棒』は本物か!?

気になること!

 下のGIFを見てどう思います? これって本物? それともフェイク?

 5センチくらいの金属の筒の留め金を外すと、長さ2メートルくらいの『如意棒』に変形します。

 こんなアイテムが存在するのだろうか? 誰もが疑問に思うGIFです。

 このGIFはPinterestで見つけたのですが、フェイクなのかどうかは分からない。

 フェイクとすぐに決めつけたがる人がいますが、何事も調べてみなければ何とも言えない。

調べてみたら「本物」だった!

 そこで早速調べてみました。

 すると、本物でした!しかも、これが販売されているのです!  価格は29.99ドル。安い!

これって日本で買えるの?

 このGIFは、上の販売サイトのものなので、フェイクではないようです。

 ただ、このGifを見ていて年寄りの管理人が思ったのは、この商品を輸入するのは合法なのかということです。

 日本の玩具には厳しい規制があり、また、玩具メーカーの自主規制があります。今回の『如意棒』のように、瞬時に飛び出す仕掛けは、日本国内では禁止されているのではないでしょうか。

 規制はメーカーが対象だと思うので、輸入する分には一応、問題ないのかも知れません。ただ、事故が起きた場合の賠償責任は負うことになります。

 日本でこのような規制が設けられた背景には、多くの子供たちが危険な玩具により失明したという苦い経験によります。

 高圧縮型スーパーボールがその典型でしょう。スーパーボールを地面にたたきつけるとビルの屋上まで30メートル跳ね上がるという商品でしたが、これが子供の目にあたる事故が起きたために、このような商品は製造されなくなりました。この時のスーパーボールの品質に比べたら、現在、夜店で買えるスーパーボールは全くのおもちゃです。

 この『如意棒』は、マジシャンが使う分には良いのでしょうが、このような商品が無規制にちまたに出回るのは考えものです。

 日本でなぜ規制されるのか。それには数多くの被害者がいることを忘れてはいけません。

 そうは言っても、なかなか面白そうなグッズです。しかし、金属の筒はとても薄いもののようなので、伸ばした状態でどこかにぶつかると変形してしまい、二度と元の状態には戻せない、まさに中国製の商品のようですが、欲しいと思う方もいるのでは?

 『如意棒』を伸ばした瞬間に誰かの目を突いてしまう。たぶん、最も想定される事故です。

 危ない玩具なので、買わない方が無難でしょうね。仕組みを知らない幼児が遊んでいて被害に遭う可能性もあるので。