画像の「以下省略」的な効果として、画像の上部だけを表示して、下部の方は波形にカットする方法があります。あるサイトで、きれいな波形のギザギザ、影付きカットを見かけました。とてもきれいに仕上がっていて、どうやって作ったんだろうと興味を持ちました。そこで、自分でも作ってみました。やり方は自己流ですが、きれいに仕上がったと思います。
この波形カットを基本形にして、ギザギザカットにします。ついでに影も加えました。
下の画像は、解像度を落としたので、少し画質が劣化してしまいました。
波形ギザギザカット写真の作り方
今回は、PowerPointを使います。
1.PowerPointのスライドに写真を挿入します。([挿入]⇒[図])
2.[挿入]⇒[図形]で、「星とリボン」グループの[大波]を選択。
「大波」の図を写真の前面に表示し、位置を合わせる。[図形の塗りつぶし]と[図形の枠線]で白を指定する。
3.[Shift]キーを押したままで写真と図形の二つを選択。右クリックし、[図として保存]で保存する。png形式で保存される。
4.保存した図をIrfanViewで開き、必要な部分だけ選択して、[編集]⇒[選択範囲を切り出す]でトリミングする。次に、[ファイル]⇒[名前を付けて保存]。下のようにチェックが入っていることを確認して保存。
透明色を聞いてくるので、画像の白い部分をクリックして、白を透明色に指定。これで、白い部分は透明になる。
ギザギザにするには、上の2.のところで、図形の[フリーハンド]を選び、ギザギザ図形を描く。
[描画ツール]の[図形の編集]⇒[頂点の編集]で[閉じたパス]を選択。後は、塗りつぶしと枠線の色を白にする。以降、上と同じ手順。
影を付けるには、透明処理した図をPowerPointに読み込み、[図のスタイル]グループの[図の効果]で[影]を選択。影を付けられるのは、上の4.で透明処理をしているからです。透明処理をしないと写真全体の影になってしまいます。
この方法はいろいろな場面で役立ち、用途が広いと思います。楽譜なども下の画像のように簡単に、きれいに加工できます。
写真に白い部分があると透明になってしまうので、その場合は、図形の塗りつぶしで写真に使われていない色を指定します。