特定の記事だけに目次を自動作成するWordPressプラグイン「Easy Table of Contents」

web編

便利だからと紹介されているプラグインを導入すると大変なことに

 長い記事を書いたとき、目次が必要なのは分かるのですが、いざ作ろうとすると結構手間がかかります。記事を追加したときなど、目次を作り直す必要があるのですが、面倒なのでそのまま放置している場合もあります。

 記事に目次を自動で作成するWordpressプラグインとして、「Table of Contents Plus」が有名です。

 このプラグインを紹介している記事を読んで、早速導入したら大変なことになった。全ての記事に目次が挿入されてしまった。もともと目次を作っているページにも新たに目次が挿入され、目次が二つになった(涙)。

 このサイトのように1000記事以上あるサイトに、全記事の書き換えを行うタイプのプラグインを導入すると、何かと大変な事態に陥ります。

 「Table of Contents Plus」で、特定の記事だけに目次を自動作成することができるらしいのですが、やりかたがよく分からない。そもそもこのプラグインは「お使いのバージョンの WordPress ではテストされていません」となっているし。

 このプラグインを使えるのは、比較的記事数の少ない新しいサイトなのでしょうか。このプラグインを導入すると、以前自分で作った目次を削除する必要があるので。

 目次を全く付けない記事を大量に書いている人はまずいないはずです。いくつかの記事に、自分で目次を付けているはず。そこに、このプラグインを導入してしまうと、目次が二重になります(笑)。すると、自分で目次を付けた記事を探すというとても大変な作業が待ち構えています。

目次が必要な記事だけに自動で目次を付けたい

 管理人が欲しい機能は、過去記事はそのままで、目次を付けたい新しい記事だけに自動で目次を作成できるプラグイン。つまり、完全自動ではなく、半自動の目次作成機能を持つプラグインです。

 または、目次がない特定の過去記事だけに自動で目次を付けたい。

 これができるのが、「Easy Table of Contents」というプラグイン。「現在の WordPress バージョンと互換性あり」になっているので、一応、安心できます。ローカル環境で導入してみたら、問題なさそうなので使うことにしました。

「Easy Table of Contents」の使い方

 順序が逆になりますが、先に使い方を説明します。どう使うのかを先に知っておくと、このプラグインを導入するかどうかを決めるのに役立ちます。

 記事の編集画面で、上部にある[表示オプション]ボタンをクリック。展開されたリストの中の[Table of Contents]にチェックを入れる。

 すると、編集画面の下部に下の項目が表示されるので、図のように設定する。これだけで、個別のページに目次を自動で作成できます。このサイトではh2タグしか使わないので、h2だけにチェックを入れています。

「Easy Table of Contents」の設定

 次に、「Easy Table of Contents」の基本設定です。

 プラグインをインストール、有効化したら、[設定] ⇒ [目次]と進み、設定画面を開く。

 下のように「投稿」と「固定ページ」にチェックを入れる。

 [表示条件]はデフォルトのままの4件にしています。見出し(h2タグ)が3個の場合は目次を設定しません。

 目次を表示する位置は、「最初のみだしの前(デフォルト)」としています。一番上にすることも可能ですが、いきなり目次で始まるより、数行書いてから目次が表示されるデフォルトのままが良い気がします。

 [幅]を[Auto]にすると、文字の幅きっちりの目次になり、狭っ苦しいので、[幅]を[ユーザー定義]にして、その下の[カスタム幅]を[85%]にしています。

 目次の背景色は、白だと味気ないので、薄い青(#e6e6fa)に設定しています。

 [見出し]は、[h2]と[h3]にチェックを入れています。かなり長い文章を書かない限り、これで十分でしょう。

 あとは、デフォルトのままで、一番下にある[変更を保存]をクリックして設定を保存します。