永遠に6歳の女の子がいるって知ってた?

こだわってみる

 日本には、永遠に年をとらない女の子がいます。彼女は6歳のまま成長が止まってしまいました。

 さらに、毎日、雨の日も風の日も、かんかん照りの日照りの時でさえ店頭に立ち続けています。このような過酷な労働環境の中、67年間も働きづめのようです。

 仕事は開店から閉店までの長時間勤務。過労死が危惧されますが、体調が悪くなると、新品になるようです。そして、古い体はゴミ?

 この永遠に年を取らない少女の名前は『ペコちゃん』といいます。最近、テレビに出ている『ペコ』とは違います。耐用年数の違いが・・・、書くのはやめておきます。

 下のペコちゃんは、船橋のダイソーの近くにある不二家で撮影したもので、GIFアニメにしてみました。自分でつくっても見とれてしまうほどカワイイです。見ているだけで心が和みます。

ペコちゃんの謎に迫・・・らない!

 ペコちゃんの闇の部分に迫ろうかと思ったのですが、そんな記事を書いてどうするの? ・・という気もするので、今日は、謎に迫らず、ペコちゃんのかわいらしさを改めて書くことにします。・・そんな記事を書いてどうするのと背後霊が言っているのですが、無視します。

(上の画像を見てピンと来なかった方、何のことか分からない方は過去記事『悪魔のような笑みを浮かべる「Disaster Girl」の謎を追う』をご覧下さい)

 不二家のHPに掲載されているペコちゃんのプロフィールを見ると、これまで知らなかったことが盛りだくさん。


 Source: 不二家HP

 リカちゃんより前に生まれていたことが分かります。リカちゃんは1967年の誕生です。

 現在、日本に不二家のお店が何軒あるのか知りませんが、設置されている人形の数は膨大なものだと思います(2011年度で606店舗)。人形は定期的に交換することになるのでしょうが、撤去したペコちゃんはどうなるのでしょうか。

 不二家がFC事業を開始したのは、1963年10月1日のこと。今から54年前です。かなり昔からFC事業を始めていたことに驚きます。

 店舗用の等身大ペコちゃん人形はいったい何体作られたのでしょうか。

 店舗数が直線的に伸びてきたと仮定して、人形の耐用年数を5年として計算すると、概ね3300体。

 現役を退いた3300体の等身大ペコちゃん人形が整然と並べられ、土中に埋められていると、兵馬俑ならぬ『ペコちゃん俑』として人気を集めそうです。しかし、現実には、作られた年代によって材質も大きさも違う。

 実際に使われていた人形だからこそ歴史を感じる。さらにその数が多いと、ちょっとした観光名所になりますね。

 ペコちゃん人形の埋葬地というものがないとしたら、現在出荷を待っているペコちゃん人形数百体の姿を見てみたい。これもすごい迫力でしょう。

 日本人に愛され続けてきたペコちゃん。もっと知りたくなった。

 不二家が菓子メーカーを廃業して玩具メーカーに業種転換した場合、現在上昇を続けているタカラトミーの株価に大きな影響を与えそうです。

 こんなことを考える理由は、ネット上にカワイイ女の子たちの写真が溢れているのですが、みんな同じ顔ばかりで見分けが付かないこと。親でも分からないでしょう。手術後なので。整形で有名な国の画像は気味悪いので見ないことに。

 ペコちゃんのキャラは、時代を超えてみんなに愛されています。時代によって顔立ちが変化しますが、美人に進化するのではなく、かわいらしさを追求する形で進化を続けているようです。