我が家は現在リフォーム中ですが住宅財形は解約がお得

生活編

 先週から、我が家のリフォームが始まりました。
 それほど古い家でもないのに、リフォームする理由がよく分からないのですが、いつの間にかそういうことになりました(笑)。

 住んでいれば、家のあちこちに不満が出てくるのはしかたのないことです。

 最大の不満は猫ドア。夏の間は窓を少し開けて、網戸に取り付けた猫ドアから猫たちは出入りしているのですが、問題は冬です。いちいち猫の出入りのために、窓を開け閉めするのは大変。さらに、いつ帰ってくるか分からない猫たちを待つのも大変。帰ってきた猫たちは、家に入れないと玄関で延々と啼いていてうるさいし、ご近所迷惑です。そこで、玄関脇に猫ドアを取り付けました。

 なぁ~んだ、リフォームと言っても猫ドアか、と思ったかも知れませんが、実は違います。1千万円近いリフォームです(涙)。

 まず、外装と屋根の塗装、さらに、1階の内装と洗面所とトイレもリフォームです。

 大きな家ではないのですが、外壁などは面積が広いので、かなりお金がかかります。

 テレビ番組の『大改造!!劇的ビフォーアフター』のようにはいかない。あの番組を見ていると、なんであんなに安く仕上がるのだろうと思ってしまいます。

住宅財形は解約がお得!

 管理人は住宅財形をしていたので、それを今回のリフォームに使おうとしました。ところが、手続きがとてもめんどくさい。

 住宅財形といっても150万円くらいしか貯まっていなかったので、財形を解約することにしました。解約による損失はわずか2000円です。めんどくさい手続きをするよりも、解約した方が良いことが分かりました。

 なぜこんなことになるのかというと、財形で免除されるのは利息にかかる税金分。ところが、低金利のため「利息」自体がとても低いことから、課税対象額が低く、解約により課税対象となってもその額は知れているというわけです。つまり、解約により、税制面での優遇措置が受けられなくなりますが、支払うことになる税金は2000円程度で済むということです。

 なお、この税金は過去5年分にのみかかります。それ以前の金利が高かった頃の積み立て分には適用されません。だから、損失が2000円で済みます。

 手続きに要する書類を準備するのにこのくらいの経費がかかるので、解約するのが正解です。いちいち書類の提出をする必要がありません。

 自分の貯金なのに、「審査」されるという不快さともおさらばです。住宅財形は新築などの単純なパターンなら良いのかも知れませんが、今回は財産分与がからむリフォームだったので、よけいに手続きが大変そうでした。

 預金者としては、「自分の貯金なのに何でこんなにめんどくさい、お金と時間がかかる手続きが必要なの?」という気持ちになります。

 住宅財形をしている方は、金利が上昇する直前に解約してしまうのがお奨めです。金利の上昇はまだ少し先だと思いますが。

 住宅財形貯蓄を商品として扱っている銀行などはこのような情報は教えてくれません。お役立ち情報かと思います。ネット上でも、住宅財形の利点ばかりが書かれていますが、いざ使おうとすると、とてもやっかいな貯蓄方式です。

 でも、過去5年より以前の利息分については解約による課税は適用されないので、長い目で見ればお得な制度と言うことでしょう。