安く泊まるための観光地のホテル予約の方法

海外旅行編

 中南米に限定しての情報ですが、基本的には、世界中共通だと思います。

 海外旅行をする場合、パック旅行でなければ、自分でホテルの予約をしなければなりません。

 ところが、このホテルの値段、予約の仕方で全く異なります。旅行代理店のマージン、シーズンによる価格差、飛び込み客、常連客(常連組織)によっても価格は全然違います。信じられないほどの価格差があります。

 そこで、海外のホテルに安く泊まる秘訣をご紹介します。管理人がいつも使っている方法です。安ホテル、高級ホテルを問わず使える方法です。

 さて、ホテルに安く泊まるために考えなければならないことは、ホテルの事情です。

 ホテルの経営は、客室の占有率に左右されます。客がいなくとも、従業員の給与、施設の維持費、借入利息などを払わなければなりません。

 ところが、こんなことを考えているのはホテル経営者だけなので、フロントの従業員はこのような意識を持っていません。
 そこで、・・・。

 まず、ホテルに安く泊まるには、ホテルのオーナーかマネージャと直接交渉します。フロントの従業員相手に交渉しても時間の無駄です。彼らは、マニュアル通りにしか動きません。

 次に、飛び込み客が優遇されます。その客が泊まるか否かは、その場での交渉次第だからです。経営者にとっては、ネットや旅行社経由の客は確実ですが、彼らの関心は、空き部屋を客で埋めることです。

 ホテル経営者にとって、客室が埋まっている状態が何より重要でなので、価格の交渉の余地が生まれます。

 しかし、この方法は非常にリスキーな面を持っています。客が交渉する相手がフロントの従業員では、相手にしてくれません。とくに繁忙期には。あくまでもホテルの経営者または運営担当者との交渉が前提です。そのためには、フロント担当者にお願いして、そのような交渉する価値のある責任者を呼ぶ必要があります。

 部屋の価格は、上記のように、非常に多くのカテゴリーに分かれています。旅行会社へのマージンが関係しています。だから、飛び込み客が優遇されます。ただし、しつこいようですが、優遇してくれるのはホテルのオーナーかマネージャだけなのでお間違えなく。交渉相手を間違えては意味がありません。

 まとめます。

1.価格の交渉は、「飛び込み客」が優位。
2.交渉相手は、必ず、ホテルの経営を担っている人とすること。
3.できれば、近隣のホテルが示したディスカウント価格を提示する。
4.常連客になる可能性があることを強調する(自分だけでなく、組織、知人など → これはすごく効きます。価格帯カテゴリーに影響するようです)
5.次の予約を入れる(嘘は厳禁ですが、複数日あるいは連泊は優遇されます)

 ホテルのオーバーブッキングに出くわしたことがある方もいると思います。なぜ、こんなことが起きるのか。宿泊客が予定にない延泊をするからです。

 ホテルにとっては、キャンセルされるかも知れない客より、収入確実な延泊する客を優先します。ただし、パック客はキャンセルがない(キャンセルがあっても収入がある)ので、優先されるようです。この場合、延泊を断られることがあります。

 観光地に着いてからホテルを探すというのは、実際には大変で、時間をロスします。管理人がフィレンツェに行ったときの経験では、観光案内所の前には長蛇の列で、ホテルのリストをもらうのに1時間も待ちました。観光地のオン・シーズンでは、上記の方法は全く使えないので、ご注意を。