大量の画像ファイルの整理方法

画像編

 今日は、大量の画像ファイルの中から、重複するファイルを削除することにしました。重複ファイルが大量にあるとバックアップを取るのも大変だし、そもそも必要なファイルを探すのに時間がかかります。

 画像ファイル数が48,000くらいあるので、これを整理する必要があるのですが、簡単にはいきません。

 重複ファイルは、闇雲にコピーを作ったのではなく、コピーした理由があるため、一つ一つ確認する必要があります。

 同じ名前でも、修正した画像のため、別のフォルダに保存した可能性もあります。

 このため、画像ファイルの整理には、「重複ファイルの整理」系のソフトは使えません。画像ファイルを一端削除すると取り返しがつきません。

 また、知らないうちにインストールされている不要な画像も結構あります。画像処理の作業用ファイル、一次加工ファイル、二次加工ファイルなど、様々な状態のファイルが存在します。

 このため、ファイルの表示と、その保存場所、フォルダ構成の確認が必要です。
 そこで、今回は、この作業に『Picasa 3』を使います。

方法

1.重複ファイルの確認

① 『Picasa 3』を起動すると、デフォルトでは「フラット表示」になっています。
 この表示では、フォルダ名が同じものが並んで表示されます。その横にはファイル数も表示されます。

② まず、フォルダ名の同じものがないか調べます。
 下の例では、「ハヤブサ」というフォルダが2個見つかりました。フォルダ内のファイル数も30個と同じです。
 この2つのフォルダをそれぞれクリックして、総画像サイズ(ウインドウ下端の『ディスク容量』)を確認します。どちらも同じサイズです。

 この二つのフォルダに入っている画像は完全に重複している可能性があります。しかし、どちらを削除したらよいかこのままでは分かりません。

2.フォルダ構成で確認する
 削除するファイル、フォルダを決めるためには、フォルダの階層構造を知る必要があります。
 
 『Picasa』の使いにくいところは、フルパスを知るのがめんどくさいことです。ステータスバーに表示されると良いのですが、それはできません。 (フルパスを知るには、画像を選択 ⇒ 右クリック ⇒ プロパティ が最も早いと思います。)

 まず、階層構造を知るために、ツリー表示にします。

 下の画像のように、2つの「ハヤブサ」のフォルダがどこにあるのか、すぐに分かりました。この場合は、上のフォルダが作業用として作り、下のフォルダに保存用として保管したことを思い出しました。そこで、上のフォルダは不要なので削除します。

 なお、1.の画面で、フォルダを右クリックし、「フォルダを移動」をクリックすると、[フォルダの参照]ダイアログが起動します。このダイアログでツリー構造を確認できますし、ファイルやフォルダの削除も可能です。  いろいろ操作を組み合わせると作業がはかどります。