誰でも簡単に作ることができる料理と言えば「目玉焼き」が代表格でしょう。
でも、美味しい目玉焼きを作るには少しだけ手間をかける必要があります。
白身の部分はカリットしていて、黄身の周囲に生の部分がない目玉焼きが好きです。白身の生焼けの部分があるとどうも食感が良くない。
白身の部分をカリッと焼くのは簡単なのですが、問題は黄身の周囲。この部分はなかなか火が通りません。フライパンに蓋をすれば火が通りますが、黄身の部分まで火が通るので、黄身が白くなってしまいます。上の写真は、黄身の周囲がきれいに火が通っているのが分かると思います。
おいしい目玉焼きの作り方
実は、黄身と白身を分離して焼いています。
まず、卵を器に割り入れます。この時、黄身だけ手のひらで受け、白身の部分は指の間から器に落とします。卵の殻を使って、黄身だけを殻の中に残すという方法でもかまいません。
次に、白身だけ弱火で気長に焼きます。ほどよく火が通ったら、黄身をそっと白身の中央に乗せます。
最後に、粗塩とコショウをふりかけて完成です。
黄身は生のままで、白身は完全に火が通っている目玉焼きは、とてもおいしいです。
ホテルの朝食で、コックが卵料理を目の前で作ってくれる場合がありますが、その時の火力は弱火です。これが美味しく作る秘訣かも。
何にでも醤油をかけて、皆同じ味にする癖を持つ方は、塩コショウだけの味を堪能してみて下さい。
簡単な目玉焼きなのに、国によって作り方が違う
管理人が長期海外出張中に滞在していたホテルで食べた目玉焼き。とても油っぽくて、閉口していました。
あるとき、どうやって作っているのかと厨房を覗いたら、なんと、大量の油の中に卵を割り入れていました。こんな作り方だと油っぽくて仕方がない。
国が変われば作り方も変わるもの。簡単な料理なだけにカルチャーショックを受けました。