モーフ、ワープが簡単にできるフリーソフト 「FotoMorph」

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情報を更新します(2017/6/16)。

 2016年より、「FotoMorph」の公式配布サイトが閉鎖され、ドメインが売りに出されています。従って、もう 「FotoMorph」を入手することはできません。

 ただし、少し古いバージョンであれば配布しているサイトがあるので入手は可能です。

 「FotoMorph」の最後のバージョンは、Ver.13.9.1でした(管理人の持っている版は、Version 13.9.1.117となっています)。

 入手可能なバージョンは、Version 13.8.4です。実際の所、機能的には同じものです。

 『Majorgeeks』というサイトで配布しています。ダウンロードは自己責任で。管理人は、ここからダウンロードしてウイルスチェックをかけてみましたが、ウイルスはいないようです。・・・が、自己責任でお願いします。

 上のリンクはダウンロードの直リンクです。ボタンをクリックしたらダウンロードが始まります。とにかく待つこと!

 他のページが開いても関係ありません。余計なことはしないように。

 実は、管理人は「FotoMorph」はもう使っていません。使っているのは、『FantaMorph』というソフト。有料ソフトですが、30日間は無料で使えます。とても高性能なので手放せないソフトの一つです。透過状態で保存できるので、重ね合わせる時にとても便利です。

 たとえば、以前作った下のGIFアニメで、少女のリボンが動いていますが、この動きを作るのはPhotoshopでは無理です。「FantaMorph」で動かし、透明保持で出力して、Photoshopで合成しています。

 このGIFアニメについては過去記事『動く絵画を作ってみた』をご覧下さい。

*** 追記 ここまで ***

 今日は、画像にモーフ、ワープ処理が簡単にできるフリーソフト『FotoMorph』をご紹介します。

 本日、本館にアップした「スクレ大統領のモーフ・フラッシュ」は、このソフトを使って作っています。

 このソフトをダウンロードできるサイトはたくさんありますが、迷惑ソフトを一緒にダウンロードさせようとする悪質なサイトがほとんどなので、上のリンクからソフト公開サイトでダウンロードして下さい。広告がたくさんありますが、開いたページ下部にある下のアイコンでダウンロードできます。

  (追記:サイトが閉鎖されているためリンクを張り直しました。(2017/10/16確認)

 使ってみた感想は、「とても簡単にモーフができる」というもの。Popims Animatorは多機能で、この関連ソフトの中では群を抜いていますが、この『FotoMorph』は、機能がシンプルでありながら、必要な機能はしっかり備えている点で、優れもののソフトだと思いました。とても使いやすく、途中でフリーズするようなこともありません。ソフトのサイズも驚くほど小さく、シンプルです。

 操作方法は簡単なので説明は省略します。操作ボタンの数が少ないので、使ってみれば直ぐに分かると思います。Popims Animatorを使えれば、このソフトは難なく使いこなすことができます。Popims Animatorの詳細な使い方説明書は本館に再アップしていますのでご覧下さい。

 『FotoMorph』の良い所(個人的に気に入った所)は、swf形式のフラッシュに簡単に出力できることです。Aviに出力するのはこの手のソフトでは当然の機能ですが、意外にswfに出力する機能が付いていないものが結構あります。これはブログにアップする時に困ります。

使い方を少しだけ説明

 詳しい使い方は、『FotoMorphの使い方:モーフ編』をご覧下さい。

 Sample Project を見ると勉強になります。

 Warpサンプルでモナリザがウインクしているものがあります。

 これは、開始と終了の画像は同じものを用意して、Warp処理しています。

 移動するポイントの打ち方をご覧下さい。

 まず、上まぶたと下まぶたにポイントします。この部分は動かない(動かしたくない)ので、左右のウインドウの同じカ所に正確にポイントします。このサンプルの場合は、開始、終了とも同じ画像を使っているので、自動的に左右同じ位置にポイントされるはずです。

 Warpで重要なのが、「動かさない部分には、左右の画面で同じ場所にポイントし、固定してしまう」ということ。
 つぎに、左側の開始画面で、先ほどポイントした下側にポイントしていきます。この部分が動きます。右側の画面では、この各ポイントが下まぶたの所にくるようにポイントを移動します。

ちょっと、この操作はどのボタン?

ポイントの消去:ポイントにオンマウス。手のひらマークになったら右クリック。これで消えます。

時間、フレーム数:実際にswfに出力するとプレビューで見たものよりかなり早い。こんな時はフレーム数を増やします。ファイルサイズが大きくなりますが。

 上の[Controlタブ]、左の[Duration]スライドバーを右に動かす。最高で2400フレーム、時間で60秒です。これに最初、中間、最後のゆっくり効果を加えて2730フレームが設定できる最高フレーム数です。しかし、ファイルサイズが大きくなり、HPではとても使えません。元画像サイズをかなり小さなものにすれば良いかも。このサンプルを2460フレームで出力してみたらswfのサイズは41.7MBにもなりました。

パン(Pan)でアスペクト比を維持:[イメージタブ]を開きます。右側の画面で、いったん画面一杯に設定枠を広げ、シフトを押しながら小さくします。これで縦横比が維持され、ズーミングで画像のゆがみがなくなります。

 効果を追加する:Warp、Morphを組み合わせることができます。[Projectタブ]の[Insert Sequence]か[Add Sequence]をクリックし、表示されるプルダウンの中から効果を選択します。[Project Sequence]の画面に登録されているものが、すべて一つのファイルとして出力されます。不要なものは、[Delete Sequence]を押して削除します。