アナとローラと雪の女王

画像処理(解像度、ジャギー処理など)

 正月番組で、ローラが「アナと雪の女王」の「Let it go」を隠し芸で再現していたのがとても印象的でした。ローラがまるでアニメの世界から抜け出してきたようで素敵な映像でした。

 そこで、今回は、ローラにアニメの中に入ってもらいました。驚くほどきれいな画像になったのでは?!


Source: Walt Disney & Nekoshi

 前作(猫GIF)が雑な仕上がりだったので、今回はきれいに作ってみました。アニメの中に迷い込んだようなローラが魅力的です。

 これは、Photoshopの[編集]⇒[オート・ブレンド・レイヤー]機能を使って作っています。この機能は、2枚の画像をブレンドし、境界が分からないように合成できるもので、コラージュに使うときれいに仕上がります。2枚の画像が違和感なく1枚の画像に溶け込んだような仕上がりになります。

 最初は、この記事で詳しい作り方を書こうかと思ったのですが、めんどくさくなったので、結果だけアップしました。

 でも、少しだけ説明します。

 きれいに合成するには、下のイメージ画像のように準備します。

 青い画像の上に緑色の画像が乗り、周囲の”のりしろ”の部分が溶け合うことで、境界が分からない画像に仕上がるというイメージです。そして、画像全体の青と緑の色が溶け合い、2枚の画像が一体になります。

 ここで注意しなければならないことは、緑色の画像ののりしろの内側のライン(赤い点線)で青い画像を切り抜くということ。下の画像があると、下の画像が表示されてしまいます。従って、この機能は、「のりしろ部分の融合機能」と理解した方が良いでしょう。上の画像を表示するには下の画像をカットするということです。

 この2枚の画像は、色調がかなり違っていても、きれいに調整して、どこにパッチをあてたのか分からないくらいに調整してくれます。なかなか優れた機能です。ただし、全体の色調まで変わってしまいますが。

[オート・ブレンド・レイヤー]機能

 この”のりしろ”の部分の作成には、[選択]⇒[修正]⇒[コントラクト]で、5pxくらいのコントラクトをかけます。これが「のりしろの幅」になります。いろいろな解像度で試したのですが、この値は、5~10px程度が妥当なようです。それ以上の値が必要だとそもそも下準備ができていないということ。これ以下だと、空白が生じます。

 最後に、胸も大きくしました。子供体型でちょっと小さかったので(汗)。背景とは切り離した別レイヤーで加工しているので、背景も一緒にゆがむようなことはありません。