東京大学の『木簡・くずし字解読システム』がくずし字の解読に使えて便利!

web編

 下の画像の文字は、何と書かれているでしょうか。

 「花」だろうと思うのですが、100%自信があるかと言われるとまったくない。

 そこで、「花」のくずし字はどう書くのか調べてみました。

 東京大学史料編纂所が『木簡・くずし字解読システム』を公開しています。

 ここに、不明な文字の画像をドロップし、[解析する]ボタンをクリック。すると、データベースの中から候補が出力されます。

 リストの中にないので、[さらに見る]ボタンを押して、次の候補リストを表示させます。すると、ありました!

 全く同じです。これで安心して「花」であると言い切ることができます。

 ちなみに、上の画像で[草露貫珠]のリンクをクリックすると、「花」のくずし字がたくさん表示されます。これは本当に便利だ。

 この画像の文字は、1785年に出版された『柚珎秘密箱(ゆうちん秘密箱)』という書物の中の「百柚くすり湯の方」という項目にあるのですが、この文字以外でも分からない文字がたくさんあり過ぎ。

 そう、「花」のあとに続く文字は「柚」。「花柚(はなゆず)」です。柚の果実が「柚子」。中国原産と言われています。日本の歴史書に飛鳥・奈良時代に栽培していたという記載があり、花ユズは日本原産とも言われているそうです。

 管理人のように、古文書をにわか勉強している初心者にとって『木簡・くずし字解読システム』は、とても役立つツールです。

 たかだか100年前の人が書いた文章を読むために、特別な知識が必要となるのってどこかおかしい気がします。100年前の人が書いた文章が読めると、200年前でも、500年前でも、1000年前でも読めてしまうから不思議。

 高校の「古文」の授業のカリキュラム編成に問題があるように思います。くずし字と変体かなの読み方をどこかで習っていたら楽だったのですが。本来は「古文」の授業で学ぶべきことのように思います。