エクセルで作った表をブログに貼る最も簡単な方法

PC編

 冒頭、追記します。

 エクセルの表をTHMLに出力するマクロで、終了タグを省略していたのですが、(Wordpressの場合、)これだと行間が開いてしまうので、終了タグを付けるバージョンを作りました。記事最下部をご覧下さい。

 追記、ここまで (2020年3月6日追記)


 以前、『エクセルで作った表をブログに貼る方法』という記事で、Excelで作った表をブログに貼り付ける方法をいくつか紹介しました。

 それらの方法は、たしかに便利そうなのですが、いざ使うとなると、いまいち使い勝手が良くありません。

 ふと気づいたのですが、Excelで作った表ならば、Excelのマクロを使って表をHTMLタグに変換すれば良いのではないかと。

 ネットで調べると、いくつかのサイトでマクロを公開しています。実際に使い勝手の良いマクロを試して、若干の修正を加えてみました。
 なお、生成されるhtmlはseesaaブログでは正常に表示されますが、Wordpressでは綺麗に表示できない。そのうち、Wordpress用を別途作ります。

機能

 このマクロを使うと、とても簡単にタグを生成することができます。なにしろ、表を選択してボタンを押すだけなので。これほど簡単にTHMLタグを出力する方法は他にないと思います。

 しかも、タグがとても短くシンプル。省略できるタグはすべて省略しているためです。

 操作方法は以下の通りです。
1.表を「シート」にコピーする。
2.表の範囲を選択する。
3.青いボタン(「選択した表をHTMLで出力」)をクリックする。
4.ブラウザが起動し、タグが表示されるので、タグの部分をコピーし、ブログに貼り付ける。

 作業はこれだけです。

 タグは1行で生成されるので、表の上部にスペースができてしまうといったトラブルもありません。コピーしてそのまま貼り付けるだけです。
 複合表には対応していないので、その場合は、生成されたタグを適宜修正します。

 センタリングや右寄せ等は対応していないので手作業で行います。

 いろいろやったのですが、結局のところ、この方法が一番簡単だと思います。とてもシンプルなタグができます(省略できる終了タグもないのでとてもシンプルです)。

Excelシートを入手する

 このExcelブックは以下のリンクからダウンロードしてお使い下さい。
 
 『EXCEL表をHTMLに出力するマクロ.xls

 ダウンロードパスワード: 4ztfr79d

 使用しているマクロは、『Excelで開発・Web連携』で公開しているものをお借りしています。

【追記】 バージョン2の公開(2016/9/14)

 このエクセルブックのダウンロード数が多いので、改良版の新バージョンも作りましたので公開します。シート上の表を選択してボタンをクリックすると表を消去できるようにしました。罫線も消えるので便利なボタンです。連続して作業をする場合にとても役立ちます。

 DLリンク(「EXCEL表をHTMLに出力するマクロ_v2.xls」)
 ダウンロードパスワード: ir38eg4f

 表の化粧直しの方法については、他のサイトで公開しているので、そちらをご覧下さい。
 基本的な部分だけ、管理人のメモ程度に書いておきます。

 ・表の幅を設定 ⇒ <table>タグに、(例えば、width="95%" と追記)。
 ・表の見出しをセンタリング ⇒ 見出しの<td>タグ⇒ <td align="center">

センタリング・バージョンの公開

 あまり機能を付けると使いにくくなるので、単機能にしています。

 セル内の値をすべてセンタリングする必要があったので、センタリングバージョンを作ってみました。

 『センタリングバージョン(Ver.3)のダウンロード
 
 ダウンロードパスワード:  prq4uthf

サンプル年表の表示

 出力したタグを貼り付けたのが下の表です。表の幅を95%に設定。見出しのセンタリングをしています。
 (Seesaaブログから引っ越して、Wordpressにアップしているため、綺麗に表示されません。Wordpress用の変換ファイルをそのうちアップします。)

西暦

時代

前200万年~ 600

 旧石器時代・縄文式時代・弥生式時代・古墳時代

   601~ 700

 飛鳥時代(592→)

   701~ 800

 飛鳥時代(→710)・奈良時代(710→794)

   801~ 900

 平安時代(794→)

   901~1000

   〃

  1001~1100

   〃

  1101~1200

   〃   (→1185)

  1201~1300

 鎌倉時代(1185→)

  1301~1400

 鎌倉時代(→1333)・南北朝時代(1333→1392)

  1401~1500

 室町時代(1392→1491)

  1501~1600

 戦国時代(1491→1573)・安土桃山時代(1573→)

  1601~1700

 安土桃山時代(→1603)・江戸時代(1603→)

  1701~1800

 江戸時代

  1801~1900

   〃   (→1868)・明治時代(1868→)

  1901~2000

 明治時代(→1912)・大正時代(1912→1926)  昭和時代(1926→1989)平成時代(1989→) 

  2001~2100

 平成時代

 Wordで作った表も、このExcelシートに貼り直して出力すれば、簡単にTHMLタグを取得することができます。
 

WordPress対応版(2020年3月6日追記)

 上のサンプルを見ると、行の間隔が大きく開いています。この原因は、以前配布のマクロが終了タグを出力しない仕様になっているためです。これにより、Wordpressでは行間が空いてしまいます。

 そこで、新しいバージョンを作りました。

 使い方

  1. Excelの表を作り、範囲を選択し、[選択した表をHTMLで出力]ボタンをクリック。
  2. 「最初の行は表の見出しですか?・・・」と聞いてくるので「はい」をクリック。
  3. 次に、『「はい」を押すと、メモ帳に出力します・・』と表示されるので「はい」をクリック。
  4. 下図のように、メモ帳が開き、HTMLタグが作成される。

 メモ帳に出力されたタグを貼ると下のようになります。

名称 メモ
磐井の乱いわいのらん 527年 朝鮮半島へ出兵しようとしたヤマト王権軍を筑紫の豪族磐井が阻んだ出来事。
乙巳の変いっしのへん 645年 中大兄皇子、中臣鎌足が蘇我入鹿を暗殺して蘇我氏を滅ぼした事件。
白村江の戦いはくすきのえ 663年 日本・百済連合軍 VS 新羅・唐連合軍→新羅唐連合軍の勝利
壬申の乱じんしんのらん 672年 大友皇子と大海人皇子との間の皇位継承をめぐった内乱→大海人皇子勝利
長屋王の変ながやおうのへん 729年 藤原氏の陰謀により長屋王が自害した出来事
橘奈良麻呂の変たちばなのならまろのへん 757年 橘奈良麻呂が藤原仲麻呂を滅ぼして新帝を擁立しようとしたが失敗に終わった出来事
薬子の変くすこのへん 810年 平城上皇と嵯峨天皇の対立の結果平城上皇が出家した出来事。「平城太上天皇の変」とも呼ばれる

 作業はこれだけです。

 「最初の行は表の見出しですか?・・・」で「はい」を選ぶと、1行目のみセンタリングされ、太文字で表示されます。「いいえ」を選ぶと1行目も2行目以降と同じ仕様になります。

 エクセルブックは下のリンクからダウンロードできます。

 ダウンロードはこちらから

 ファイル名: 「Excel表をHTMLに変換2020.xls」
 ダウンロードパスワード:  cesar2020